おやじは、面倒なことが嫌いです。でも、お金はとってもほしいで
す。そんなおやじが最初に選んだのは、アフィリエイトでした。
１日１時間のアフィリ作業で月収１００万円。
いま思うと、こ～んな妖しい情報商材が大手を振って歩いていたこ
ろどした。

　当時、まだ無知だったおやじは「１日１時間の作業で１００万円稼
げるんなら、ぼろい仕事だなあ。これはええかもしれんぞ！」と取
らぬ狸の皮算用を頭に描き、ひとりニヤけ笑顔で大枚を振り込んでました。

　しかし、１日に１時間の作業で稼ぐためには、その準備作業が必
要で、マニュアルを見た時、あまりのページ数の多さに気が遠くな
り、めまいを起こしてしもうたんです。

　それでも、はたいた大枚の元を取り戻さなければ、カミさんから
リンチを受けてしまいます。

「３ヶ月で月収１００万を手にするつもりやから、ちょっとお金貸
しといてな」

「あんた、本当に稼げるの？」

「私を信用せい。利子付けて返したる」
と、難交渉の挙句になんとか言いくるめて借りたお金でした。

　そんな紆余曲折を経て買ったアフィリエイトのマニュアル。いく
ら気が遠くなったからといって、いつまでもめまいを起こしている
わけにはいかなかった。

「よっしゃ！気合い入れなおしてがんばるしかない！」とマニュア
ルを開いた瞬間、『最低でも１００ブログを作ろう』の記述を見て
即挫折。

　おやじのアフィリエイトは挫折から始まったのでありました。

おやじがアフィリエイトという単語を知ったのは、かれこれ７～８年
前のことになります。

そもそもアフィリエイトとは何か…？

それは、ある商品やサービスを自分のブログやサイトで紹介して、
訪れた人が貼ってあるバナーやテキスト広告をクリックし、
飛び先のクライアントページから注文してくれれば、自分に
いくらかの報酬が発生するというものでおます。

お店のように強引にセールスをするのではなく、広告をクリックし
てもらってクライアントのページへ誘導するまでが役割になります
から、「文章をあれこれ考えなくてもええんや」と思ったおやじは「こ
れなら、俺でも楽勝やなあ」と捕らぬ狸の皮算用をしてしまいま
した。

これは、ええビジネスだと思ったおやじは、カミさんへ

「おい、アフィリエイトって商売知っとるか？」

「なんやの突然！それって稼げる商売なんか？」

「おうよ！月に最低でも３０は固いな。うまくいったら１００狙え
るかも…」

「早よう、始めなさい」

「教材買うんで、投資してくれ」

「投資はせん、融資なら担保次第では考えてもええけど…」

という折衝を重ねる一方で、アフィリエイトについて情報収集して
みました。

すると、同じアフィリエイトと言っても、アドセンスや物販、情報
商材系やアダルトなどなど、いろんなスタイルがあることが分かっ
てきたんです。

自分にとって何がマッチしているのかは、実際にやってみないと分
かりませんが、当時のおやじは、できるだけ短期で稼ぎたい。面倒くさ
い作業はしたくない。ほったらかしでも稼げるアフィリがいい！

と実に自己中心的で身勝手な気持ちから、アドセンスと物販のアフ
ィリエイトを選ぶことにしたんです。

先日、メルマガ記事の出稿先から
「記事がマンネリ化しとる！出直すか、引退するかどっちか選びなさい！」

とお小言を頂戴し、心新たに出直しを決意したおやじ。

初心者の方はもちろん中級以上の方にも新しい発見のある内容を、
というリクエストでしたので、あーでもない、こーでもないとい
ろいろ考えました。

そこで思ったんが、なるべくおやじの体験を通しての失敗や成功を
おやじ自身の言葉で語るということでした。

成功は５本の指にも満たないんですが、失敗は両手両足の指を数
えても足りません。

そんな俺ですが、いろんな人と巡り会い、紆余曲折を重ねなが
ら、今もアフィリエイトを続けています。

現在、おやじはアフィリエイトを本業にしたいと思っていますが、
目先のお金が少し足りないので、車で15分のところにある高齢者
住宅で管理人業務を始めました。

カミさんは「副業アフィリエイターやね」

「いやいや、管理人業務が副業なんや」

「どっちでもええから、はよ稼ぎ！」
という環境で、Ｗワークしとります。

次回から、おやじのコーナーが始まります。
どうぞ、ご期待くださいね～。

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